歯ブラシと補助道具について

みなさんこんにちは、大郷町歯科医院歯科衛生士の高橋です。

 

例年より早く梅雨が明け、今年は厳しい暑さが続いていますが、体調など崩していませんか?

 

つい先日のニュースによると、埼玉の熊谷では最高気温が41.1度となり、記録が更新されたとか!!全国的に見ても、人間の平熱以上の暑さでびっくりですよね。

 

これからまだまだ暑い日が続くと思いますが、夏バテしないように、美味しいものを沢山食べ、こまめに水分補給をして、今年の暑い夏を乗り切っていきましょう。

 

 

さて、今回のブログは、歯ブラシ及び補助道具について書かせていただきたいと思います。

 

はじめに、何故歯みがきをするのか?歯みがきの必要性についてお話します。

 

厚生労働省のホームページの一説によると、

「虫歯や歯周病の発症は口腔内の微生物によって形成される歯垢(デンタル・プラーク)に起因しており、いずれも適切な歯科保健行動・習慣の維持により予防することができる生活習慣病としての性格を有していて、予防するため重要な役割を果たすのは的確な口腔清掃や食生活の配慮などの自己管理(セルフケア)、家庭内管理(ホームケア)である」そうです。

 

みなさん口腔清掃に欠かせないものと言えば・・・・一番はじめに思いつくのは歯ブラシですよね。

 

歯ブラシの売り場に行くと、いろんな種類のものがたくさんあり、どれを選んだらいいのか悩んでしまいますよね。持ち手の部分や植毛部分のかたちや大きさだったり・・・・。

 

では、どんなかたちが理想的な歯ブラシといえるのでしょうか?

 

まず、おすすめしたいのが、持ち手の部分がまっすぐでしっかりしていて、植毛部は毛があまり密集しておらず小さめのものです。そして、清掃効果を高めるためには、定期的な歯ブラシの交換も重要です。歯ブラシの毛先が曲がってきたと感じたら、ためらわずにすぐ新しいものに交換してください。

 

しかし、的確な口腔清掃を行うには、歯ブラシだけでは十分に磨ききれない歯と歯の間や歯が重なっているところ、また奥歯の奥の部分などに補助用具が必要となります。

 

補助用具とは、デンタルフロス(糸ようじ)、歯間ブラシ、タフトブラシ(毛束が1つの小さな歯ブラシ)などのことです。

 

電動ハブラシ(振動や回転で歯についた歯垢や着色を取り除く)や歯磨き剤(研磨剤・発泡剤等が配合されているものや歯肉炎や知覚過敏に対応のもの)・オーラルリンス(液体の歯磨き剤的なもので、うがいすることにより口の中を消毒し細菌の増殖を防ぐ)を併用し、そこに補助用具での清掃を加えて、磨き残しの歯垢も除去し虫歯や歯肉の炎症を防ぎましょう。

 

 

 

【参考文献】

熊谷崇・秋元秀俊(2003)『「歯科」本音の治療がわかる本』法研.

 

“歯の健康”、〈https://www.mhlw.go.jp/www1/topics/kenko21_11/b6.html〉

2018年7月26日アクセス.

 

“歯みがきを助けるもの(電動ブラシ・歯磨剤・オーラルリンス)”、

https://www.e-healthnet.mhlws.go.jp/information/teeth/h-03-007.html

2018年7月26日アクセス.