皆さんこんにちは!
大郷町歯科医院、歯科助手の佐藤です🐈⬛
季節はもうすっかり春ですが、あめがふるひもあったりと暖かい日だけではないので温度調整が難しい時期ですね、、🥲
さて、今回お伝えしていくのは根管治療についてです。
根管治療(こんかんちりょう)とは、いわゆる神経の治療と呼ばれるものです。
・虫歯がかなり進行して歯髄(しずい、歯の神経のこと)にまで虫歯が到達してしまった
・一度神経を取っている歯でも歯の根の先に膿を持つ病気にかかってしまった
ときにする治療のことです🦷
上記二つの場合に行いますが、方法が少しだけ異なります。
まず、神経がある場合での治療方法ですが
虫歯を取り除くために歯を削って、リーマーと呼ばれる器具で神経を取っていきます。
神経が入っていた管を消毒して薬を入れて蓋をします。
この神経が入っていた管の中の掃除には状態によりかかる時間が異なります。
管の中が綺麗になったらガッタパーチャと呼ばれる神経の代わりになる薬で管の中を詰めて、被せ物をつけて終了です!
続いて神経がない(以前神経をとっている)歯の治療方法です。
まず被せ物を削って外し、神経の代わりになるガッタパーチャが根管の中に入っているのでそれを取り除き根管から根の先に溜まっている膿を出し綺麗にしていきます。
綺麗になるまでこれも状態によりかかる時間が異なります。
綺麗になったら、そこからは神経がある場合と同じでガッタパーチャを詰めて被せる治療をして終了です!
治療についてかなり簡潔に書いてしまいましたが、実際行うと期間的には被せ物が入って噛めるようになるまでに2〜3ヶ月はかかります。
それだけの時間がかかりようやく治るわけですが、デメリットももちろんあります。
一つは期間が長くかかってしまうことで通うのが大変だということです。
基本的に根の治療となると、お薬の交換に1週間に1度のペースでお越しいたただきたいのですが、都合が合わずに先延ばしにしてしまうと状態が悪くなって抜歯になってしまったりだとか、それこそ3ヶ月以上時間がかかることにもなってしまいます。。
是非根気強く頑張りましょう!
もう一つは歯が脆くなってしまうということです。
神経を失った歯は、神経がある歯より弱くなってしまっています。それはもちろん当然のことなのですが、きちんと治療をしたとしてもその後口腔ケア(自分でできる歯磨きや歯医者でのクリーニング)を怠ってしまうと寿命がかなり短くなり、治療を終えた数年後抜歯になってしまうこともしばしばあります。。
ケアをきちんとしていただくことは大前提ですし、固いものを噛むことなどの力がその歯にばかりかかってしまうと割れてしまいますので気をつけましょう😭
いかがでしたでしょうか。
神経はとても重要なものなので、できる限りこの治療にはならないように、またなってしまった方は治療を根気強く行い、自分でもできる範囲でケアを頑張りましょう👍🏻🎀