虫歯の治療 C3について

こんにちは!大郷町歯科医院、歯科助手の佐藤です🐈‍⬛

 

新年あけましておめでとうございます!

今年も大郷町歯科医院をよろしくお願い致します🙏🏻

 

さて、今回はC3(シースリー)という虫歯についてお伝えします。

まず歯は、虫歯の大きさによって名称が変わるのですが、5段階に分けた時に4番目がC3となります。

どういう虫歯なのかというと

上の図で説明すると、白い部分が歯の表面で「エナメル質」と呼ばれるところでその下部分の薄いオレンジのようなところが象牙質、さらに下にある茶色いのようなところが歯髄(歯の神経)です。

C3とは歯の神経にまでおよぶ大きい虫歯の事を指しています。

なので、神経は残せないので神経を取る治療から始まります、、

 

治療の流れとしては、

①神経を抜く(抜髄 ばつずい)

②根管の中を洗浄し、綺麗にする(根管治療 こんかんちりょう)

③綺麗になったら、神経の代わりになる樹脂の薬を詰める(根充)

④型取りをして土台と被せ物を作る

⑤出来上がったものをつけて終了

と言った流れとなります。

 

特に②は1度で終わる治療ではなく3〜5回ほど(その方の歯の状態や部位によります)、週に一回を目安に通っていただくようになりますので面倒臭いなと思うかもいるかもしれません、、

ですが、ここが大切なポイントで1週間に1度または最高でも2週間に1回薬を交換して根管(神経が通っていた管)を洗浄して行くのですが

2週間よりも期間が空いたり、ここで治療に通わずそのままにしてしまうと、歯の状態が悪くなり最悪抜歯となってしまうケースもあります。

ですので、期間が長くかかる治療ではありますが、是非とも諦めずに通っていただけたら幸いです😭

 

②を乗り越えたら後はスムーズに進むようになりますので、根気強く頑張りましょう!

 

その後型取りに入って被せ物を作るようになりますが、保険内で被せ物を作ると銀歯かプラスチックの白い被せ物になるのですが、材質のメリットデメリットはもちろんあります。

銀歯だといい点としては金属な分硬いので強度があったり、安価に入れることができますがデメリットを挙げると、

プラーク(いわゆる歯垢)がつきやすく治療した歯が虫歯になるリスクが高い、金属色が目立つ(奥歯だと黒っぽく見えやすい)などがあります。

プラスチックの被せ物はメリットとして保険でも白い被せ物が安価に作れることですが、デメリットとしては

プラスチックなので強度が金属やセラミックよりは強くないので、部位や口の中の状況に応じては作れない(割れてしまう)ことなどが挙げられます。

 

保険が効かないタイプ、いわゆるセラミックと呼ばれる白い被せ物の何種類かありますが、それはまた別な機会にてお伝えさせていただきます!

 

さていかがでしたでしょうか?

治療回数がかかる分、期間は長い方でも3ヶ月ほどかかる治療ですが、抜歯となる一歩手前の状態となりますのでまずここまで虫歯を大きくしないようご自身でケアを頑張っていただくのが一番良いです。

セルフケア頑張りましょう!