あけましておめでとうございます.           誤嚥性肺炎の予防 13

皆さん、新年、明けましておめでとうございます.大郷町歯科医院の院長、嶋です.
皆様におかれましては新春を清々しい気持ちでお迎えのこととお慶び申し上げます.
昨年は多くの方々に来院いただき、誠にありがとうございました.
今年も更なる医療技術の向上を目指し、患者様に安心して通院して頂けるようにスタッフ一同努めて参ります.
皆様との出会いを大切にし、一人でも多くの患者様が笑顔になっていただけるようスタッフ一同サポートさせていただきますので、2022年もどうぞよろしくお願いいたします。
また、新年が皆様にとりまして良き年となりますよう心より祈念申し上げます。
今年は新型コロナが終息してまたいつもの生活に戻ることを願っております.
それでは前回に引き続き誤嚥性肺炎の予防についてお話ししていきます.
「飲み込み力」は年を取ると少しづつ弱まっていきます.しかし、なかなか、「飲み込み力」がどの程度あるかわかりません.それゆえ、適切な飲み込みトレーニングを行うために、あなたの「飲み込み力」がどれくらいなのかを把握しなくてはなりません.
そこで、セルフチェックであなたの「飲み込み力」を調べてみましょう.セルフチェックは2種類あります.一つは、症状のチェック.もう一つは客観的な筋力と感覚のチェックです.
チェック表のそれぞれの症状が、なぜ「飲み込み力」が弱っていることにつながるかを説明します.
まず一つ目のセルフチェックです.
「飲み込み力」の低下がわかる10の症状.
①  痰が喉によく詰まる
②  唾液が多いと感じる
③  声の感じが変わってきた
④  食事中や食後にむせるようになった
⑤  咳払いが増えた
⑥  寝ているといきに、咳をするようになった
⑦  飲み込む時に引っかかる感じがする
⑧  喉が詰まった感じがする
⑨  液体の方が固形物より飲み込みにくい
⑩  食べ物や飲み物が鼻に流れる
このような症状が「飲み込み力」が弱くなった時に起こります.
皆さんは、どうですか?当てはまる項目はいくつありましたか?
チェックの数が、
0〜1   今のところ「飲み込み力」はしっかりしています.
2〜4   少し「飲み込み力」が弱くなっています.
5〜7  かなり「飲み込み力」が弱くなっています.
8〜10  嚥下障害にもうすでになっているかも.
皆さんはどうでしたでしょうか?ぜひやってみてください.次回からはそれぞれの症状を解説していきます.
「参考文献 メイツ出版 のどを鍛えて誤嚥性肺炎を防ぐ 嚥下トレーニング」