定期的な歯科受診

皆さんこんにちは。大郷町歯科医院の院長の嶋です。

 

COVIDー19(新型コロナウイルス)が猛威を奮っている現在、皆さんはいかにウイルスにかからないように予防をしていますね。私も手洗い、うがいをしっかりして予防をしています。

 

今回は定期的な歯科受診について書かせていただきます。
日本歯科医師会は定期的な歯科受診についてインターネットを用いて意識調査を2018年4月に実施しました。これは全国の15〜79歳の男女1万人を対象に2日間かけて行われたとの事です。

 

この結果として1万人の対象者のうち「これまでに歯科治療を受けた事がある」9240名のうち「かかりつけ歯科医」がいると回答したのは全体の3分の2(63%)でした。
また「歯科医師に求める事」の中で最も高かったのは「自分の歯を出来るだけ残すような処置をしてくれる」が77.8%で次に「治療技術が高い」76.9%「自分の治療に対する希望を聞いてくれる」75・8%でした。

 

また、「現在治療中」が12.1%「以前は治療を受けてたが現在は治療を受けてない、定期的にチェックも受けていない」41.6%「現在は治療を受けていないが、定期的にチェックを受けている」と回答した方が31.3%でした。

 

この調査結果をみて自分は歯科に定期的に通院されてる方が多くなったなと感じました。以前の歯科は痛みがあったら来て治療してました。

 

歯科で言われていた常套句は「痛くなったらまた来てください」でした。

 

その当時に調査してたらおよそ「現在は治療を受けていないが、定期的にチェックを受けている」との回答は10%もなかったかと思います。それだけ自分の歯がいかに大切で健康に重要な体の一部だという事を皆さんは認識してきているのではないかと感じます。

 

また年齢別に見てみると70代が39.3%、ついで60代が38.2%と1番多く1番少ないのが21.3%の10代でした。年齢が高くなると治療中の割合も多くなり健康意識が高くなるのもありますがそもそも10代の割合が低いのはこれまでに虫歯にならないように予防処置をされてきたからだと思います。
60〜70代の多くの方々は上記の常套句「痛くなったらまた来てください」を言われ続けた方々が多いからだと思います。これは歯科業界でも最大の汚点だと思います。

 

以前から予防をしていきましょうと言っていましたが、国もそろそろ本腰を上げて取り組む時期にもなりそうですね。定期的に虫歯や歯周病のチェックをして行きましょう。