入れ歯について

こんにちは。大郷町歯科医院、歯科衛生士の高橋です。季節の変わり目のせいでしょうか今月に入り寒暖の差が激しい日が続いていますね。急激な気温の変化に身体がついていかず体調を崩してしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。思いあたる原因がなく頭痛や肩こり、倦怠感等の症状がある方は「寒暖差疲労」の疑いもあるそうです。自律神経が集中する首回りのストレッチが疲労回復によいそうなので是非ためしてみてください。

さて、今回のブログは「入れ歯」について書かせていただきます。

初めに入れ歯が必要になる原因について説明いたします。

虫歯や歯周病などで歯を失うと食事がしづらくなったり、息が抜け発音しにくくなったりします。それだけではなく、前歯が抜けた場合は見た目も変わるので人と会うことが億劫になったり、また奥歯が抜けると噛む力が衰えたり、噛み合わせがおかしくなりしっかりと食事ができなくなったりと様々な問題を解決するために「入れ歯」が必要になってくるのです。

「入れ歯」には取り外せない固定式タイプの「ブリッジ」も含まれますが、今回は取り外すタイプの「入れ歯」について説明いたします。

取り外すタイプの入れ歯に総義歯と部分床義歯の2種類あります。

<総義歯>
歯が全部無くなった状態で入れる入れ歯です。顎の粘膜に併せて作られ唾液で粘膜に貼りつく状態になります。プラスチックや金属の素材で作ります。
<部分床義歯>
部分的に歯が無くなった状態で入れる入れ歯です。残っている歯にバネをかけ入れ歯を固定します。こちらもプラスチックや金属の素材で作ります。

「入れ歯」を作った後で最も大切なことは「入れ歯」の調整です。「新しく作ったけど合わないから使っていない」ということをよく耳にしますが自分の口に合った「入れ歯」にするためには入れ歯の調整が重要となります。しっかり噛んで食事ができるようになることは口腔機能が回復するばかりではなく身体的機能も向上させることに繋がります。「入れ歯」の調整はとても大事なことなので定期的に受診し状態をチェックしてもらうことをお勧めします。
また、「入れ歯」は口の中で使うものです。歯と同じように汚れも付きます。汚れが付いたまま使っていると、口内炎や誤嚥性肺炎の原因になったりします。食後は外し清掃しましょう。夜寝る時はできるだけ外し、水につけておきましょう。義歯用洗浄剤を使うとなお良いでしょう。もちろん残っている歯も忘れずきれいにしましょう。