歯ぐきから血が出る

こんにちは!大郷町歯科医院、歯科衛生士の本田です。(*^◯^*)涼しい季節になりましたね!

当院でも、毎朝、エアコンを入れるか入れないか…という気温です。また、来院された方は、少し寒そうにされていた方もいらっしゃって申し訳なかったです。カーディガンやパーカーなどお持ちいただけるといいかと思います(^-^)

さて、今回は最近歯ぐきから出血があるということを患者さんでおっしゃった方が多いような…気がしたので、そのことについてお話ししていきたいと思います。

歯磨きをしていて、「あれ?歯ブラシに血がついた」や、糸ようじをしていて同じような経験はありませんか?

歯から血が出ることはありませんが、歯ぐきから血が出ることはよくあります。

しかし、このよくある歯ぐきから血が出るということ、、、

何が起こっているのかご存じですか?(O_O)

実はこれ、、、”   歯周病 ”

かもしれません!!!

 

歯周病とは、歯の病気ではなく、歯ぐきと歯ぐきの下にある顎の骨の病気です。

歯ぐきから血が出る原因は、実は2つしかありません。1つは、強く磨いて傷つけたときです。つまり、転んだりしてできる擦り傷と同じです。歯ぐきも皮膚なので、傷がつけば血が出ます。では、強く磨いた心当たりがないのに、血が出るもう一つの原因は…歯ぐきが炎症を起こしているためです。そしてこれが歯周病です:(;゙゚’ω゚’):

歯ぐきは、健康な状態であれば、歯にぴったりくっついています。しかし、歯垢(菌のかたまり)がつき、それが磨かれず、磨き残しになっていると、やがて、歯ぐきは、歯から剥がれていきます。

左のイラストは健康な歯ぐきです。歯ぐきの色もピンク色で、歯ぐきは歯にぴったりくっついています。

一方、右のイラストは歯のくびれに歯垢がついています。そして、歯ぐきは、歯から剥がれ、赤くなりブヨブヨしているように見えると思います。

これが炎症を起こしている状態で、軽度歯周病です。歯ぐきからの出血、歯ぐきが赤い、腫れている、この3つはすでに歯周病になっている様子で、その段階はまだ初期(軽度)です。

年齢関わらず、どの年代の方にも起こり得ます。幼稚園のお子さんでもしっかり磨けていなければ、起こります。

これが歯周病の始まりです。まだこの軽度の状態であれば、ご自身の歯磨きと、歯科医院での歯周基本治療(一般的にクリーニングと言われているもの)を受けて治すことができます。

いつもやってるんだけどね〜

磨いてるつもりなんだけどね〜

大変申し訳ありませんが、よく聞くお言葉です(>人<;)しかし、“やっている”だけでは、歯周病は進行します。歯磨きは、”できている”状態にしましょう。歯周病にとって大事なのは、歯磨きを”やっている”ことではなく、歯磨きが”できている”ことです。そのために、定期検診での磨き残しの確認と歯科衛生士からのアドバイスがあるのです。

今年も残り3ヶ月になりました。体調不良や急用で定期検診をキャンセルされた方、しばらく歯医者に行っていない方、少しでもお口の中に気になるところがある方、年内にしっかり受診をしませんか?(^O^)

12月に来院されて、年内に治療を終えたいというご希望でも、思ったより治療が長引き、年をまたいでしまうこともあります。早めの受診がオススメです。また、年末にかけて、予約が混み合う可能性があります。10月、11月の午後が予約が取りやすいです。

ぜひご連絡お待ちしております( ´ ▽ ` )