口腔乾燥症

 

みなさん、こんにちは!

大郷町歯科医案、歯科衛生士の本田です!

お盆休み、雨が多いですね_:(´ཀ`」 ∠):

私は暑さが苦手なので、雨が降ると少し気温が下がるので嬉しいですが、湿気が多く、洗濯物が乾きにくいのでちょっと残念です…。

 

さて今回は、口腔乾燥症についてお話ししていきます。なんとなく、難しいように聞こえますが、漢字をみるとどのような状態かわかりそうですね!

こうくうかんそうしょうと読みます。お口の中の唾液が少なく、乾きやすい状態です。この口腔乾燥症は、さまざまな障害を引き起こします。

まず、原因になることは、①全身疾患、②薬の副作用、③ストレス、④口呼吸、⑤加齢 などが主にあげられます。

①全員疾患では、口腔乾燥を伴うシェーグレン症候群、脱水症(からだの中の水分が少ない状態で、口の中の乾きや、からだのだるさ、立ちくらみなどがある状態)や糖尿病などがあります。

②薬の副作用では、服用している薬の副作用として口腔乾燥が起こるものがあります。利尿剤、向精神剤などです。他にもたくさんあります。

③ストレス、日頃のストレスも関係していると言われています。

④口呼吸、鼻炎や花粉症などアレルギーにより、鼻が詰まり、口呼吸になっている場合や、ここ数年のマスク生活により、マスクは一見保湿しているかのようですが、マスクをしているとき、口元はぽか〜んと開いていませんか?人に見られないことで、口元の筋肉が弱まり、口が開いていることが多いとされています。

⑤加齢により、唾液の分泌量が減っていきます。私も日々診療を行なっていて、お若い方はお口の中を見ているとどんどん唾液が出てきて、管で吸引しますが、ご高齢の方は、口をひっぱるミラーが粘膜にくっついてしまい、ミラーを水で濡らしてから使用することがよくあります。

唾液が少ないと、自浄作用といって、汚れや食べカスを流してくれる(全て汚れを流すのではありません)作用が働かず、むし歯菌や、歯周病菌がお口の中に停滞し、むし歯や歯周病になりやすい、悪化してしまう場合があります。

乾燥を防ぐには?

まず乾燥を防ぐには、口呼吸ではなく、鼻で呼吸をします。鼻が詰まっていてはできないので、その場合は耳鼻咽喉科を受診して、しっかり治しましょう。

緊張状態は、口の乾燥を誘発しますので、自律神経を整えるようリラックス状態を優位に生活することも大切です。また、お口周りや舌を動かす運動なども有効でしょう。唾液腺のマッサージもあります。

その他、口腔湿潤剤や保湿剤など専用のものあります。1日に数回使用します。

原因によって、色々な方法がありますので、それに対応することが大切です。