歯の治療を途中で止めてしまったら・・・

こんにちは大郷町歯科医院、歯科衛生士の高橋です。

4月に入り、桜の花が一気に咲くと思うほど暖かい日があったかと思えば急に寒くなったりと寒暖の差が激しい天気が続きますね。新年度が始まり新しい環境に慣れず落ち着かない日々を送っている方も多いと思われますが、疲れがたまって体調を崩さないように気をつけてください。コロナウイルスの感染者も高止まりの状態が続き、ニュースでは第7波の話も聞く今日この頃です。外出するにはとても良い季節です。感染予防対策を忘れず行っていきましょう。

さて、今回のブログは「歯の治療を途中で止めてしまったら・・・」について書かせていただきます。

歯の治療と言っても虫歯の治療だけではなく、歯周病の治療だったり、歯並びの治療(矯正治療)だったりと色々あります。ではそれぞれの治療を途中で止めてしまった場合の影響について説明いたします。

 

虫歯の治療を途中で止めてしまったら・・・・水やお湯がしみたり、歯ぐきが腫れたり、歯が痛くて受診して応急処置等で一時的に痛みが無くなると治療を中断してしまいがちです。歯の治療は痛みが無くなったら終わりではなく、最後まで治療を続けることが大切になります。特に神経を抜いた歯は細菌感染した根の中を数回に分けてきれいにする治療が必要なため、治療を途中で放置すると歯の根の先に細菌感染がおこり、再び腫れたり痛みが出たりする原因となります。また被せ物の型どりをし仮の詰め物や仮歯の状態のままにしておくと歯が欠けたり、被せ物が合わなくなったりします。再び虫歯になることもあるため注意が必要です。

歯周病の治療を途中で止めてしまったら・・・・歯周病は症状があまり出ないまま進行することが多いため、歯周病が悪化し歯ぐきが腫れたり、痛くて噛めない等の症状がでて歯を抜くことになりかねません。

矯正治療を途中で止めてしまったら・・・・矯正治療の装置は周りに汚れがたまりやすいため装置をつけたままにしておくとくきれいにするのが難しく虫歯や歯周病の原因となります。

 

治療を途中で止めてしまった場合、このような影響が出て状態が悪くなるだけではなく治療がやり直しになったりと治療の期間や費用が余計にかかってしまいます。仕事が忙しくて時間が取れない、予約がなかなか合わない、遠くて通うのが大変、予約の日に行けなかった等の理由で治療を途中で止めてしまうことがないように受診する際には自分の生活スタイルにあった通院しやすい歯科医院を選び、最後までしっかりと治療を続けることをお勧めします。