認知症になりづらい食事 続き

皆さんこんにちは。大郷町歯科医院の院長、嶋です。最近の新型コロナウイルスの状況は第3波が来たと言っていいほど感染者の増加が著しいですね。Go to関連にて経済を回してはいますがそれにより以前の緊張感が低くなり感染予防がおざなりになってきているのではないでしょうか。気温もだんだん寒くなって来て室内が乾燥気味になって来たことでコロナウイルスやインフルエンザや風邪などに罹りやすくなります。くれぐれも手洗い、うがいの感染予防はしっかりしていきましょう。

 

さて前回に続いてまた、認知症になりづらい食事についてお話しさせていただきます。

 

糖質制限の食事を取るとどういうことが起こるのでしょう。
一つは皆さんもご存知のようにダイエット効果があります。数日で1〜2kgの体重減少が見られるでしょう。ただこれは体の水分が出ただけなので、続けて行うことにより脂肪の燃焼効果が1〜2週間ごろに見え始めてきます。さらに3週間ほどやっていくと体が順応して痩せ体質に変化してきます。

 

またラーメンとかお腹いっぱいに食べた後睡魔に襲われることがよくありませんか?これも食事後に血糖値が急激に上がることで眠気が襲ってきます。これも糖質制限を行うと改善できると言われております。また夜の寝つきと朝の目覚めも良くなると言われております。
血糖値で言うと上下に変動せず安定して来ることにより脳が活性化して集中力アップもして来ます。

 

また体質改善が見られることがありアレルギー体質やアトピー、冷え性などが改善されたとも言われます。子供たちにはタンパク質、脂質、ビタミン、ミネラル、食物繊維などをたっぷりと食べさせてあげれば良いと言われています。

 

うつ状態の改善にも効果的と言われており、このうつ病は精神疾患の中でも最も多く、年々患者数は増加しております。この疾患は脳内にあるセロトニンという神経伝達物質の不足が原因とされております。以前のブログでお伝えしたグルコーススパイクは糖質を取ることによって血糖値が急激に上がり下がりすることにより血管を傷つけるだけでなくメンタルにも悪影響を与え気持ちを不安にしてしまいます。うつ病は認知症になるリスクを上げることにもなるので普段から気分が落ち込みやすいという人は気をつけてください。

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糖質は口腔内にも悪影響を及ぼしてきます。完全な糖質制限が難しいという方は少しづつでいいと思いますので量を減らしてみてはいかがでしょうか?

 

【参考文献】認知症にならない最強の食事術 著者 江部康二 宝島社