バイオフィルムとは?

新年明けましておめでとうございます!

大郷町歯科医院衛生士の千葉です(^o^)/

みなさん年末年始はいかがお過ごしたでしょうか?私は今回も家でゆっくり過ごしました年明け早々に健康診断があるので、食事だけは気をつけようと思っていましたが、クリスマスから年末年始にかけて、食べ過ぎ飲み過ぎました(T_T)結果が恐ろしいです、、、。

6日から仕事始めの方が多いかと思いますが、大郷町歯科医院は4日から診療をしております!今年もどうぞよろしくお願い致します(^^)

 

さて、今年最初のブログはバイオフィルムについてお話をさせて頂きます!

ここ最近では、きちんと自分のかかりつけの歯医者さんで、定期的なクリーニングを受けている方も多くなってきていると思います。何故、定期的なクリーニングが必要なのか、みなさんご存知ですか?(・∀・)クリーニングはただのお掃除ではありません。定期的なクリーニングの目的は、バイオフィルムを破壊し除去する事です!

人間の皮膚には、皮膚ブドウ球菌という細菌が沢山住んでいて、酸を出して皮膚を守ってくれているそうです。皮膚は次々と剥がれ落ちて新しくなるので、この細菌が固まりになって悪さをすることはありません。しかし、歯や歯根の表面は新しく剥がれ落ちる事はないので、細菌が特殊な成長をします。一旦細菌が付くと繁殖して固まりになり、新たな感染源になります。殺菌剤でも退治できない細菌の固まりをバイオフィルムと呼びます。歯科では、歯の表面についたバイオフィルムをデンタルプラークと呼んでいます!いわゆる歯垢の事です(^.^)

分かりやすく言うと、台所の三角コーナーやお風呂場の排水口にあるヌルヌルした汚れがバイオフィルムです(>_<)細菌がネバネバの多糖体を作って大きく成長した状態で、表面はフィルムでカバーされているので、洗剤や殺菌剤が菌まで到達しません。今の所バイオフィルムを除去するにはタワシで擦ったりなど、力づくでの除去方法しかありません。

それがお口の中でも同じ事が言えます。その為、歯周病やむし歯には薬はないのです!お口の中のバイオフィルムを機械的に破壊し、除去をする事が大切になります。これが定期的なクリーニングの目的なんですね(^^)もちろん普段のお家でのブラッシングも重要です!

みなさん是非、定期的なクリーニングで細菌から歯を守っていきましょう

(参考文献 「新版 歯科 本音の治療がわかる本(熊谷崇・秋本秀俊 著)」)