定期健診の必要性について

こんにちは。大郷町歯科医院、歯科衛生士の高橋です。

早いもので、今年も残り半月になってしまいました。あっという間の一年といった感じです。世の中的には色々な事がありましたが、皆さんにとってはどんな一年でしたか?私においては5月の大型連休に旅行したぐらいで、後はいつもと変わりない感じでしたかね。ですが、最近になって少しずつ、変わりない年を終えられることこそが大切だと感じるようになってきています。

さて、今回のブログは、定期健診についてのお話をさせていただきます。

治療が終了された方には、定期健診をお勧めしていますが、なかには「やっと治療が終わって歯医者から解放されるのにまた?」という表情をされる方が少なくありません。

何故定期健診(虫歯や歯肉のチェックと歯のクリーニング)を受けることが必要なのでしょうか。

その1・・統計から見ても、治療だけを受けた人と定期健診も受けた人では、年齢が高くなるにつれて残っている歯の数が違ってきます(治療だけでは歯を残せません)。できるだけ早い、若いうちから積極的に定期健診を受診することが大切です。

その2・・年齢が高くなるにつれ、歯を抜く原因が虫歯ではなく、歯周病によるものとなります(歯周病は症状が出にくく、進行していることに気づくのが遅れますので、定期健診でカバーする事が大切です)。

歯のクリーニングだけでは受診できないと思われている方がいるかと思います。虫歯が無いのに歯医者にいっていいのか?というふうに思われがちですが、歯周病の進行の原因となる歯石は自分では取ることができないので、受診して取ることをお勧めします。

また、定期健診では、歯石の除去の他に普段ハブラシが届きにくく細菌の塊となって歯にくっついている汚れ(歯垢=プラーク⇒虫歯や歯周病の原因となる)を機械を使って除去します。

ですから、治療が終わったら、次のステップの定期検診に進みましょう。今のあなたのお口の中の状態を長く維持するために、また将来自分の歯を多く残すためにも定期健診が必要となってきます。

しかしながら、あくまでも定期健診はその瞬間の行為です。状態の維持には毎日のホームケア(自己管理)が最も重要となります。お口の中には常に細菌が存在します。細菌の増殖にはプラークが関係しています。プラーク(歯垢)を除去するためには丁寧な歯みがきが必要となります。

丁寧なブラッシングと定期健診であなたの大切な歯を守っていきましょう。