クレンチングとは?

こんにちは!

大郷町歯科医院衛生士の千葉です(^o^)/

9月に入り、少しずつ暑さが和らいで過ごしやすくなってきましたね!今は台風が接近中との事でしたので、ご注意ください!(>_<)

 

さて、今回は『クレンチング』についてお話をさせていただきます!あまり聞き慣れない言葉ですよね(°°)初めて聞いたと言う方もいらっしゃるかもしれません!

通常、私達の上下の歯が接触している時間は意外と短く、食事の時間を入れても1日に計1520分間と言われています。私達は意識していませんが、ほとんどの時間は上下の歯の間に『安静位空隙』と呼ばれる13mm程度の隙間が出来ているのです!みなさんも是非ふとした時に確認してみてください(´

` )ノ

しかし、近年は精神的ストレスにさらされる方が増え、顎の筋肉の過緊張によって、何十分間も連続して強く噛み締める習癖を持った患者さんが増えているそうです!この習癖を『クレンチング』と言います。

クレンチングの患者さんは、歯が動く・歯が浮いて噛めない・冷たい物で歯がしみる・口の開閉時に顎の関節付近に痛みを感じたり音がする・肩凝りがするなどの症状を訴えます。こう言った症状は必ずしもむし歯や歯周病とは限らないのですね(・ω*)

ただ、すでに歯周病にかかっている患者さんがクレンチングをしてしまうと、歯周病を急速に悪化させ、歯を支えている組織に重大なダメージを与えることがあるので、注意が必要です!噛み締めるクレンチングだけではなく、歯ぎしりでも同じことが言えますので、歯ぎしりも要注意です!!

無意識のうちにしている事なので、自覚することは難しいと思いますが、パソコンに集中していたり、机に向かって急ぎの仕事をしている時など、ちょっと手を休めてクレンチングしていないか確認してみてください!私もふと気付くと噛み締めている時があるので、注意しようと思いました!(*_*)

クレンチングしている事に気付いたら、2030秒間ほど上を見上げて背筋を伸ばし、深呼吸すると、少しストレスが和らいで、噛み締めていた筋肉の緊張が緩むそうです(´ ` )普段から上下の歯が接触しない状態を保つよう、心掛けましょう☆

クレンチングは習慣化しても痛みなど自覚症状が現れないこともあります!歯科医師に言われて初めて気付く事もあるそうです(゚ω゚ノ)ノ歯を長持ちさせるためにも、気になった方は是非一度ご相談ください☆彡