皆さんこんにちは!
大郷町歯科医院、歯科助手の佐藤です🍥
ついに雪が積もり、ようやく冬らしさを感じる今日この頃ですが皆様はいかがお過ごしでしょうか?
寒さもですが、近頃様々な感染症が流行しておりますので感染対策をしっかりして過ごしていただけたらと思います!
さて、今回は唾液のはたらきについてお伝えします!
皆様のお口の中には「唾液」というものが存在しますが、実は歯を守る役割があるということはご存知ですか?
そんな唾液について詳しくお伝えいたします✨
まず虫歯になる仕組み。
食べ物を摂取すると、お口の中の歯垢(プラーク)の中にいる虫歯菌が糖分を分解し、酸を作り出します。
この酸によって歯の表面は溶け始め(脱灰)、その状態が長く続くと虫歯ができます。
歯は食事のたびに溶かされ、歯の表面のミネラル成分が流れ出ているのです。
唾液の性質その1
虫歯の菌に溶かされた歯を元に戻す働きがあります
唾液には多くのミネラル成分が含まれており、唾液の働きによってミネラル成分が元に戻る(再石灰化)が起こります!
唾液の性質その2
虫歯菌が作り出した酸を中和する働きがあります
口の中は食後、虫歯菌が作り出した酸によって酸性となります。
口の中が酸性のままだと歯が溶け続けてしまいます。
唾液の働きによって口の中を酸性から中性に戻し、歯が溶けることを食い止めます。
酸性から中性に戻す働き(緩衝能 かんしょうのう)が強いほど虫歯になりにくくなります!
ここで出てくる緩衝能は生まれつきのものですが、緩衝能が弱くても唾液の分泌を促すことによって緩衝能の働きをカバーすることができます!
唾液が減ってしまうと、、、
・口の中が乾きやすくなる
・口の中がネバネバする
・むし歯、歯周病、口臭の原因になる
悪影響がたくさんあります。🥲
では、唾液が減る原因とは何かというと、
・加齢
・薬の副作用
・ストレス
・不規則な生活
・口呼吸
などがあります。
唾液の分泌量を増やす方法ももちろんあります!
以下のような方法がおすすめです✨
・キシリトール入りのガムの噛む
・よく噛んで食べる
・こまめに水分補給をする
・口呼吸を改善する
・唾液の分泌を促す食べ物を食べる
(梅干しや柑橘類など酸っぱいもの、昆布、玉ねぎ、リンゴなど)
・唾液腺のマッサージ、舌の運動
・ストレスを解消する
などがあるそうです!
いかがでしたか?
これからの時期、空気が乾いて口の中も乾燥しやすくなってしまうので、水分補給はマメに行いましょう!
是非気になっている方はご参考にしてみて下さい!