入れ歯の洗い方、保管の方法

みなさん、こんにちは

大郷町歯科衛生士の本田です(^_^)

10月になりました。大郷町では、9月下旬頃から稲刈りが始まっていますね!私も小さい頃は、稲刈りの手伝いをしていました。(手伝いと言いながら、弟と田んぼの周りでザリガニを獲ったりして遊んでいたことも多かったですが…笑)

お米を作っていたので、新米を食べるのを楽しみにしていました。今は祖父母が高齢になったのもあって、実家でお米は作っていませんが、スーパーなどお店に並ぶ新米を見ると稲刈りをしていた記憶を思い出します( ・∇・)今年も新米が楽しみです。

 

今回は、入れ歯のケアの方法をお話しします。当院は、地域柄、ご高齢の患者様が多く、比較的入れ歯を使っている方が多いと思います。

入れ歯も、ですので、もちろん永久に使えるわけではありません。歯ぐきが痩せて合わなくなってしまったり、落として壊してしまったり、、色々な理由で、作り直すこともあると思います。しかし、しっかり手入れをして使えば長く使えるものでもあります。

入れ歯のケアの方法についてお話しします。

まず、就寝前に入れ歯は外して洗浄し、保管をしましょう。歯科医師の指示によっては、つけっぱなしで寝てくださいということもありますので、その場合は従ってください。特に、1本入れ歯など小さな入れ歯は、つけたまま寝てしまうと、お口の中で外れたときに大変危険です。

入れ歯は、外したら洗う習慣をつけましょう。流水下(水で流しながら)で、入れ歯専用のブラシでこすります。当院では、入れ歯専用のラクシデントというブラシを販売しておりますので、よろしければお買い求めください。

流水下(水を流しながら洗う)

※写真はマウスピースで代用しています

洗うときの注意点は、入れ歯の持ち方です!

部分的に掴んだり、つまむように持ってしまうと、バネが曲がってしまったり、入れ歯の床(ピンクの部分)に力がかかってしまい、割れてしまう可能性があります。小さな入れ歯も大きな入れ歯も必ず、写真のように手のひらで包むように持ち、その上でブラシでこすって洗いましょう。

あまり強くこすってしまうと、入れ歯に小さな傷がついてしまうこともありますので、硬いブラシでこするときは、力加減に注意しましょう。

バネがついている入れ歯の方は、バネの内側に歯垢がつきやすいので、細かいところまでよくこすりましょう。

終わったら、全体を軽く水で流して終了です。

また、夜は洗浄剤などにつけ置きすることで、よりキレイにすることができます。

そのほかの注意点として、洗面台で洗うことが多いかと思いますが、誤って入れ歯を落としてしまうと割れてしまうことがあります。桶などに水を入れて、その上で洗浄することをオススメします。また、小さい入れ歯の方は、落として排水溝に流れてしまったとお聞きすることもあります(>_<)銀歯なども洗っていたら同じように落としてしまったとよくお聞きしますので、その点はご自宅で工夫しましょう。

せっかく作った入れ歯なので、大事にケアし、長く使用できるようにしましょう。もちろん、入れ歯を大切に扱っても、お口の中の清掃が不十分であれば、歯周病やむし歯になって、歯を抜くことになったり、歯ぐきが痩せて入れ歯が合わなくなることもありますので、入れ歯を使用している方こそ、定期検診を受け、今ある歯をしっかり残していきましょう!