歯間ブラシについて

みなさんこんにちは。大郷町歯科医院、歯科衛生士の高橋です。

今年の夏は暑いですね。人間の体温より気温が高い日があり暑すぎると感じるくらいです。お盆中はこの暑さの中ですが待ちに待った通常どおりの夏を満喫する人たちで何処も混雑していましたね。そろそろ夏の疲れが出るころなので体調管理をしっかり行っていきましょう。

さて、今回のブログは、「歯間ブラシ」について書かせていただきます。

お口の中の汚れをきれいにするにはハブラシだけでは難しく補助的清掃用具を一緒に使うことが推奨されています。補助的清掃用具とは「歯間ブラシ」・「糸ようじ=デンタルフロス」・「ワンタフトブラシ」・「舌ブラシ」等をいいますが今回は「歯間ブラシ」について説明させていただきます。

 

【歯間ブラシの必要性】

年齢と共に歯ぐきが下がり少しずつ歯と歯の隙間が大きくなっている方や被せ物のブリッジを入れている方は歯と歯の隙間やブリッジの土台となっている歯の根元に汚れが溜まりやすくなります。この場所はハブラシの毛先が届きにくく汚れがとれないため歯間ブラシが必要となります。

【歯間ブラシの選び方】

①歯間ブラシの大きさ・・・歯の隙間の大きさに合わせます。サイズは4S ~LLサイズまであります。(メーカーにもよる)。隙間が大きいのに小さい歯間ブラシを使うと汚れがなかなか落ちなかったり逆に小さい隙間に大きな歯間ブラシを使うと歯ぐきを傷つけたり歯ぐきが下がったりするので歯の隙間にスッと抵抗なく入る大きさがベストです。初めて使う方は小さいサイズから試していきましょう。

②歯間ブラシの種類・・・・歯間ブラシの持ち手が「L字型」と「I字型」の2種類あります。「L字型」は奥歯に「I字型」は前歯に使いやすくなっています。ブラシの素材はゴムとワイヤーがありゴムは柔らかく歯の隙間に入れやすく使いやすくなっています。ワイヤーはゴムと比べ隙間に入れにくさがありますが汚れが取れやすくなっています。

【歯間ブラシの使い方】

歯と歯の間の根元の隙間にまっすぐ入れます。前後に動かし汚れを取ります。少し角度を変えて隣り合った歯の脇の部分にもブラシをあて汚れをとります。外側と裏側の両方から使うと更に効果的です。次の隙間に移動するときはブラシについた汚れを取ってから使いましょう。1日1回は使うようにしましょう。(夜の歯みがきに使うのがベストです。)ハブラシを使う前に歯間ブラシを使うようにしましょう。

 

ハブラシだけでは歯についた汚れの60%しか落とすことができないと言われています。残りの40%は歯と歯の間についた汚れがほとんどです。ハブラシと補助的用具(歯間ブラシ)を併用することでハブラシが届きにくいところをきれいにすることができ、虫歯や歯周病の予防に繋がります。