マウスピース

みなさん、こんにちは

大郷町歯科医院、歯科衛生士の本田です(*^ω^*)

 

今回はマウスピースについてお話ししていきます。

歯医者さんで作れるマウスピースは、主に2種類あります。1つは歯ぎしりや噛み締め用のマウスピースです。これは保険診療で作ることができます。

噛み締めや歯ぎしりをしている人、実は結構多いです。ほとんどの方が、自覚がないので、何か症状が出ないと気づかないんです。顎が痛い、顎がカクカクやパキっと音がする(他にも色々な音があります)、朝起きると顎が疲れている、歯がしみる、歯が痛い症状は本当に様々あります。顎関節症と言われます。マウスピースはこれらを予防するためのものです。

私は去年の夏に、顎がパキっという音や、ミシミシという音がして、次第に顎が痛いときが増え、そのあと口が大きく開けられなくなりましたm(_ _)mおにぎりを食べるときに口を開けようとすると、いつもより開かなくなりました。突然だったのでびっくりしましたが、すぐにマウスピースを作りました。私の場合は、噛み締めをしている自覚が数年前からあり、ちょこちょこマウスピースを作って使っていたのですが、去年症状が出るまで2年ほど使っていませんでした。今回初めて口が開けられなくなりました。マウスピースを使ってるうちに次第に症状は緩和されて、今はそのときほど顎が痛くなったり、音がしたりはなくなりましたが、完全になくなったわけではないので、マウスピースは使い続けています。

そしてもう一つは、スポーツ用の食い縛り用のマウスピースです。こちらは保険診療外で、自費診療になります。

よくボクシングの選手や野球選手で、カラフルなマウスピースをしている方をテレビなどで見たことありませんか?(°▽°)スポーツをしているときなど、一定の時間だけ食い縛る力が強いので、歯が割れないようにしているものです。

保険診療内のマウスピースよりは、厚みを持たせて作る場合もあります。スポーツをしているときだけ装着します。

なかなか自分で気づくことがない歯ぎしりや食い縛りは、症状が出たり、もしくは一緒に過ごしている家族から指摘されたりして気づく方もいらっしゃいます。

先ほどお話しした通り、様々な症状があるのと、お口の中にも様々な症状が出ます。

歯の先端や根元がすり減ったり、歯がしみる、痛い、歯が割れる、ひびが入るなど、顎だけでなく、歯にも症状が現れます。また、歯の内側の顎の骨が増殖すること(骨隆起)などもあります。

症状が出てから使い始める方がほとんどですが、ほんの少しでもいつもと違う感じがあったら、症状が重くなる前に早めに作って予防しましょう。まだ作らなくていいかな?なんてことはありません。

保険診療内でできる歯ぎしり、食い縛り予防のマウスピースは、型取りをして1週間後にお渡しが可能です。お代金は、型取りとお渡し含めて約5000円前後です。

マウスピースはずっと使い続けられるかというとそうではなく、残念ながら消耗品です。お口の中で使用するものなので、数ヶ月で少し汚れてきたり、歯ぎしりが強く、穴が空いてしまう方もいます。保険診療内で半年に1回作り直しが可能(再度型取りが必要)ですので、まず作ったら半年は使い続けてみてください。

詳しくは当院のスタッフ、先生までお尋ねくださいね。

↓こちらは保険診療内で作成した歯ぎしり、食い縛り予防用のマウスピースです。