黒川郡大郷町の歯科

唾液について

こんにちは!大郷町歯科医院の大杉です。

今回は”唾液”についてお話させて頂きます。

 

まず、唾液はどこから出て来るのでしょうか。

 

唾液は”唾液腺”と呼ばれる器官から出てきます。

“腺”というのは何らかの物質をつくって出す器官の事で、他には汗腺や乳腺などがあります。

 

唾液腺には2つのパターンがあり、1つ目は唾液をつくる場所と出る場所が離れているもの、2つ目は唾液をつくった場所ですぐに唾液がでるものです。そして1つ目のパターンの唾液腺を大唾液腺、2つ目のパターンの唾液腺は小唾液腺といいます。

 

大唾液腺は”耳下腺”、”顎下腺”、”舌下腺”があり、三大唾液腺と呼ばれています。

小唾液腺はお口の中の粘膜のあちこちにあり、その場所で唾液を分泌します。口蓋腺、頬腺、口唇腺、舌腺、臼歯腺があり、お口の中はどこも、唾液によって湿った環境が保たれるのです。

 

意外かもしれませんが、唾液は1日に1~1.5Lも分泌されます。成分のほとんどは水分ですがカルシウム・ナトリウムなどの無機質や消化酵素、抗菌物質なども含まれています。

 

次に唾液の役割についてです。

唾液の役割はたくさんあります。

 

唾液には酸性をアルカリ性に戻す作用をする物質が含まれていて、虫歯菌の出す酸によって唾液が酸性になると、それを元の状態に戻すはたらきをしています。これを”緩衝能”といいます。緩衝能の大きい唾液を出すかどうかは虫歯のなりやすさ、なりにくさに関係しています。

 

また、唾液は食べかすを洗い流す作用もあります。歯垢(プラーク)が唾液によって湿っている状態ではブラッシングなどで落としやすいのですが、唾液が少なくなったり、口呼吸などで唾液が乾燥してしまうと、歯垢(プラーク)が乾燥して歯から落ちにくくなってします。

 

他にも唾液には、消化作用・潤滑作用・抗菌作用等さまざまなはたらきがあります。よくコマーシャルで聞く機会がある”再石灰化”も唾液のはたらきの1つです。

 

皆さん総入れ歯は見たことがありますか?部分入れ歯と違いバネのない総入れ歯がどうやってお口の中にくっついているのでしょうか。

 

それもまた、唾液の仕事の1つです。

例えば薄いガラス板2枚の間に水が入り込むとなかなか外れなくなってしまいます。同じ様に唾液が入れ歯と粘膜の間に薄く入り込んでいることによって、入れ歯の吸着する力が生まれるのです。

 

最近口が乾きやすくなった気がする…と感じる方。唾液量の減少は加齢により起きてしまうものですが、全身の病気が関係している可能性もあります。

お口の中の乾燥が気になる方は、一度当院にご相談下さい。