黒川郡大郷町の歯科

唾石とは?

こんにちは。大郷町歯科医院の橋本です。

今日は、唾石というものについて話したいと思います。私の叔母が、この病気に最近なりまして…近々、手術をするそうです。

そもそも唾石とは何かという事ですが…

唾石とは、唾液腺から一部の剥がれた組織や細菌を中心として、その周囲に唾液に含まれるリン酸カルシウムや炭酸カルシウムが張り付いて結石を形成したものと言われています。唾液腺には様々なものがありますが、その中でも唾石は顎下腺という顎の下にある唾液腺に起こりやすいと言われています。ちなみに唾液腺は大きなものとして他に耳下腺や舌下腺と言われる物もありますが、これらの部位の唾石は極めて稀です。

また、唾石が唾液腺のどの部位に形成されるかで、下記の3つに分けることが出来ます。

唾液腺本体の中 <腺体内唾石;せんたいないだせき>

唾液腺の外に繋がる導管(唾液を口腔内に送る管の様な物)の中 <導管内唾石;どうかんないだせき>

唾液腺と導管の境界移行部の中 <移行部唾石;いこうぶだせき>

腺体内唾石や移行部唾石はサイズによっては経過観察もあるようですが、導管内唾石は摘出術となるようです。因に、叔母は腺体内唾石でしたが、サイズが大きく唾液腺ごと摘出となると主治医の方に言われたそうです。ちなみに、原因は今のところ不明です。

で…気になる症状ですが…

唾石が小さく、唾液が流れている場合は症状が無いことが多いです。問題となるのは、唾石が巨大化し唾液の流れ悪くなった時です。この場合、食事の際に唾液腺で唾液が産生されても、唾液は口腔内に出ていけないため、鋭い痛みが現れます。そしてこの唾石症が原因となり炎症が併発した場合、多くの症状が現れます。唾液腺や導管部周囲が腫脹することもあります。また、導管の出口に該当する部位、言い換えれば唾液が出てくる口腔内の部位が赤く腫脹したり、膿が出る(排膿)こともあります。

また、腺内唾石や移行部唾石については、炎症を起こすと上記の部位に加えて、首の横辺りから顎の下にかけて症状が起こります。この時は蜂窩織炎(ほうかしきえん)と呼ばれる、皮膚やその下に起こる炎症も起こる可能性があります。蜂窩織炎により強い赤みを帯びた腫脹や発熱なども現れることがあります。

もし、上記の様な症状があれば、歯科や耳鼻咽喉科等に相談してみて下さい。当医院を含めて、一般歯科医院での手術等の処置は出来ませんが(処置は、病院歯科口腔外科や病院耳鼻咽喉科、頭頸部外科等に紹介になります)、十分に診断は可能かと思います。