歯周病のリスクファクターとは?

こんにちは!

大郷町歯科医院衛生士の伊藤です(^o^)/

11月に入り、だんだんと寒さを感じてきましたね(>_<)風邪など引かないよう、体調管理には気をつけてお過ごしください!

 

さて、今回は歯周病のリスクファクター(悪化させる要因)について、お話をさせていただきます!

歯周病の原因は歯垢(プラーク)ですが、最近では糖尿病などの全身の病気や、喫煙などの嗜好や生活習慣が歯周病を引き起こしたり、リスクファクター(悪化させる要因)となっている事が分かってきています。歯周病も生活習慣病の1つとして認知されているのです。歯周病を予防・改善していくためには、口腔清掃はもちろんですが、ライフスタイルを見直して生活習慣病を予防し、全身の健康状態を整えていく事が重要です!

 

《歯周病のリスクファクター》

◯糖尿病

血糖値が高い状態が続くと、白血球の機能が低下して細菌に抵抗できなくなるため、歯周病が悪化しやすい状態になります。

◯喫煙

喫煙は血管を収縮させて、歯肉の血行不良を引き起こします。そのため、見かけの歯肉の炎症は少ないのですが、歯周病細菌に対する抵抗力を低下させて、歯周病を重症化させます。また、ニコチンは歯周治療によって生じた傷口の治りを悪くします。

◯ストレス

精神的ストレスにより中枢神経が影響を受け、生活習慣(ブラッシング、喫煙、食生活など)を変化させ、歯周病を悪化させることがあります。

◯薬

長期服薬で歯肉の増殖を引き起こす薬があります。抗てんかん薬(フェニトイン)、免疫抑制剤(シクロスポリンA)、降圧剤(ニフェジピン)などです。ただ、常用者全てが歯肉増殖を引き起こす訳ではありませんし、増殖の程度は個人差が大きいです。

◯性ホルモン

思春期や妊娠時、更年期などの性ホルモンのバランスが崩れる時期に、歯肉の炎症を引き起こしたり、悪化させることがあります。

◯遺伝

遺伝的に細菌に対する抵抗力が強い人と弱い人がいます。重度の歯周病に罹患している方がいる家系では、特に歯周病予防の注意が必要です。

◯食生活

砂糖摂取の過多、咀嚼の不足は歯周病の原因である歯垢(プラーク)を増殖させたり、付きやすくします。また、不規則な食事、栄養の偏りは全身の健康に悪影響を与えます。

 

このように、歯周病のリスクファクター(悪化させる要因)は沢山あります!ブラッシングだけではなく、ライフスタイルを見直し、全身の健康状態も整えて、歯周病予防・生活習慣病予防をしていきましょう!!(^^)