医療の品質について考えてみた

こんにちは。大郷町歯科医院の橋本です。暑い毎日ですね…。汗がベタベタして嫌な毎日です!やはり、夏より冬の方が良いですね!(毎年、冬になると逆の事を言います)

そうでした…院内の掲示でも気づいた方がいらっしゃるとは思いますが、私は7月末をもちまして、医療法人社団青葉会(大郷町歯科医院)を退職する事となりました。歴代の院長の中では、最長と思いますが…10年間本当に有り難うございました!

地域の皆様の歯科に対する健康意識を高めようと、10年間奮闘して参りましたが…残念ながら十分な結果が得られなかった事が心残りであります…😞

さて…今日は、歯科の知識や技術、機材のお話ではなく、医療の闇?について考えていきたいと思います😳

闇と言っても…別に、ブラックジャックの様なお話ではありません…😒

健康保険制度というものは、皆さん御存知だと思います。多くの方が、歯科に行くと健康保険証を出す事と思います。その結果一定の医療を一部負担金のみの受けれるわけです!

見方によっては健康保険制度は素晴らしいもの…とは、思います。

しかし、健康保険制度とは請け負い診療と言われています。意味が良く分からないかもしれません。

簡単に言うと…健康保険制度での治療は料金は一定の代わりに提供する医療の種類(材料等も)は決められていて…その細かい技術面や品質については問われない!即ち、原則…結果の出来映えに対する文句も言えないという事です(極限に問題があれば分かりませんが…)。保険治療の出来映えが悪いからお金払わない!とか、犯罪なので気をつけて下さい😳

言い方を変えれば、同じ治療なら1年目の新人先生がやっても、20年目のベテラン先生がやっても料金は一緒です(20年目の方が上手いとは限りませんが)。

また、同じ先生でも手を抜いて治療しようが、誠心誠意治療をしようが、その先生に入るお金は同じという事です😳

正直言いますと、完璧な治療を行おうとすると…正直、保険制度で入るお金では多くが赤字です。例えば、神経を取った後で根っこの治療で何回も通ってらっしゃる方が居るかもしれませんが…窓口で払ってらっしゃる金額を考えて下されば容易に想像がつくと思います。

なので、保険治療は適当です😳なんて、言ってるわけではありません。時間の許す限り精一杯やっているつもりです。。。が、例えば、もっと良い材料を使いたい!もっと時間をかけてゆっくり治療したい!と思っても、残念ながら現実的に不可能なのです😞

様々な面を考慮して、…最高とは言えないが最良の治療を行っていくわけです😓

 

 

<後半に続く>