年齢別チェックポイント・前編

こんにちは!
大郷町歯科医院衛生士の伊藤です(^o^)/

3月に入りだいぶ春らしく暖かくなってきましたね(^^)
季節の変わり目ですので体調には気をつけてお過ごしください!

さて、今回は乳歯の生え変わりから大人の歯の完成までの間の、年齢別のチェックポイントについてお話しさせて頂きたいと思います!
6歳頃から乳歯が抜け落ちて、次々に大人の歯に生え変わる10年間。体も大人の体に成長しますが、ぜひ健全な大人の歯列を完成させたいものです(^^)

○6歳頃
個人差はありますが、下の前歯から生え変わり始めます。また、生え変わりとは別に、1番奥に6歳臼歯が生えてきます。噛み合わせの要になる最も重要な歯です!生えたばかりの歯の表面は弱く、1〜2年かかって徐々に強くなっていきます。大人の歯が生え始めるこの時期が、歯の一生の運命を決めると言っても過言ではないのです。弱いエナメル質を強くする為に、フッ素が効果的です。特に就寝前などにフッ素ジェルを利用すると良いでしょう。

○6歳〜小学校低学年
小学1〜2年生で前歯がない状態になります。次々に乳歯が永久歯に生え変わっていくのです。この時期の目標は自分で歯磨きが上手にできるようになることです!高学年くらいまでは親の仕上げ磨きも必要ですが、自分でもしっかり磨けるよう練習しましょう(^^)また、むし歯や生え変わり、歯並びの相談ができて、予防ケアをしてくれる歯医者さんも決めておきましょう!かかりつけ歯科医がいれば安心です☆

○8、9歳〜小学校高学年
生えたばかりの歯はとても弱いので、この時期の「だらだらおやつ」の習慣は一生の損になります。お口の中は食べ物(糖分)が入ると酸性に傾き、歯が溶けやすい状態になってしまいますが、唾液の作用で酸を中和してくれます。その中和している間にまた食べ物が入ってしまうと、また酸性に傾いてしまうので、酸性の状態が長く続いてしまい、むし歯のリスクも高くなってしまうのです。だらだら食べは避け、おやつは時間を決めて食べるようにしましょう(^^)また、歯並びのことも少し注意してみましょう。歯並びの治療は早ければこの時期に始めます。学校の検診で指摘されたり、気になることがあれば一度かかりつけ歯科医に相談してみると良いでしょう。

次回、『年齢別チェックポイント・後編』をお話しさせていただきます!

 

(参考文献 「新版 歯科 本音の治療がわかる本(熊谷崇・秋本秀俊 著)