乳歯の虫歯について◎

こんにちは!

大郷町歯科医院 歯科助手の田中です🌸

 

今月は暖かかったり寒かったり気温の変化が大きいですね🌀

四国地方などではもう桜が開花したところもあるそうで

早く東北地方も暖かくなってほしいものです🌷

 

さて、今月は 『乳歯の虫歯について』お話をさせていただきます。

まず、乳歯は、全て生え揃うと20本あり早くて生後6ヶ月頃から生え始めます。

『乳歯って別に虫歯になっても、永久歯に生え変わるしそのままにしておいてもいいんじゃない?』ともしかしたら思われる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、それは間違いです😢

なぜなら、永久歯の歯並びが悪くなってしまうからです。永久歯は、乳歯のすぐ下にあります。

乳歯から永久歯に生えかわる時は、永久歯が乳歯を押し出すようにして生え、乳歯はその力によって抜けていきますが、乳歯が虫歯によって欠けたり、もしくは抜けてしまった場合は、永久歯の押し出す力がまっすぐに働かなくなってしまうのです( i _ i )

そのため、通常ならまっすぐ生えてくる永久歯が傾いて生えてきてしまいます。歯並びが悪くなってしまうと歯をきちんと磨くことが難しくなり、磨き残しがあると、細菌が溜まり虫歯や歯周病の原因になります😭

なので、大切なお子さんの今後のお口の中の健康のためにも生え変わるからといって乳歯の虫歯をそのままにしてはいけないのです!◎

 

次に、なぜ乳歯が虫歯になってしまうのか説明します。

それは、『親からの感染』と言われています。

誕生前の赤ちゃんの口の中にはもちろん細菌はおらず、生まれたばかりの赤ちゃんの口の中には、いくつかの細菌はいますが、虫歯菌(ミュータンス菌)はいません。

しかし、親が口をつけた箸やスプーンなどで赤ちゃんにご飯を食べさせたり、固いものを親が自分の歯で噛んで柔らかくさせてから食べさせるなどすると、そこから虫歯菌が赤ちゃんの口の中に入り、感染するのです。

 

この虫歯菌の感染を防ぐための対策としては、お箸やスプーンなどの共有は避けることや、食べ物の口移しはしないこと、そして家族で虫歯がある人は治療をしっかり受けておくことがあげられます🌟

 

そして、乳歯の虫歯の特徴として、虫歯が黒ではなく白いことが多いというものがあります。これは、乳歯自体が永久歯よりも柔らかいので進行の早い白い虫歯になるのですが、見た目では気づかないことが多いです。

また、子どもは痛みの感覚が発達していないので痛みに気付きにくいことや虫歯が神経まであっという間に進行してしまうという特徴もあります。

 

お子さんが歯が痛い、と言っていたなと思ったり、虫歯があるか心配だな、という方は一度歯医者さんで診てもらうことをお勧めします♪