黒川郡大郷町の歯科

齲蝕(虫歯)予防に大切なこと 〜後半〜

こんにちは。大郷町歯科医院の橋本です。

というわけで、前回の続きになります。前回、齲蝕(虫歯)予防にはフッ化物が重要だ!という、話はしましたが…。具体的には、どのようにフッ化物を利用していけば良いのでしょうか。

齲蝕(虫歯)予防効果が最も高いのは、フッ化物洗口だと言われています。

フッ化物洗口には、毎日法と週1回法があります。毎日法では通常フッ素濃度225~450ppmFの洗口液を使用します。この方法は、家庭で個人が実施する「家庭応用」に適した方法で、毎日の歯磨き習慣と組み合わせることで、フッ素洗口の習慣化を図ることができます。一方、週1回法では、フッ素濃度900ppmFの洗口液を使用します。使用される洗口液は、市販されている粉末を水に溶かして作ることが主流です。

次に、予防効果が高いのは、フッ化物歯面塗布です。

フッ化物歯面塗布とは比較的高濃度9000ppmFのフッ化物溶液やジェルを歯科医師・歯科衛生士が歯面に塗布する方法です。フッ化物歯面塗布は単に1回受けても効果は得られません。年2回以上定期的に継続して受ける必要があります。比較的低濃度の500ppmF~950ppmF程度のフッ素ジェルを家庭で就寝前に使用するのも効果的です(この場合は、毎日使用可能です)。ちなみに、家庭で使用される場合、デンタルフロスなどを利用して歯と歯の間にも塗布する方が良いです。

次に、フッ化物配合シーラントの使用です。

フッ化物配合シーラントとは、歯の溝の中を清掃後にフッ素配合の材料で埋めてします方法です。乳歯から行うといいのですが、6歳前後に萌出してくる第一大臼歯という永久歯には特に効果的です。歯と歯の間の齲蝕予防には効果が無いのか難点ですが、歯の溝に出来る齲蝕予防には効果は高いと思います。

その他の、齲蝕(虫歯)予防の手段としては、ショ糖摂取制限(摂取コントロール)等もあります。あまり、詳しく記載はしませんが…ダラダラ食いは良くありません。ショ糖の摂取は、例えばジュース等もそうですが…短時間で飲むほうが良いでしょう。一気飲みではありませんよ…?ペットボトルのジュース等をダラダラ2時間、3時間と飲むのは好ましくありません。

しかしながら、前編で述べた通り、日本人のショ糖摂取量自体は齲蝕(虫歯)が他の国々に比べて、明らかに少ないと言う事は忘れてはいけません。日本人に足りないのは、明らかにフッ化物の利用なのです。

皆さんも、フッ化物を利用した効率的な齲蝕(虫歯)予防を心掛けましょう!

 

フッ素の具体的効果については、こちら