悪い歯ならび・顎関節症による症状と治療法◎

こんにちは!大郷町歯科医院の田中です🌸

『 悪い歯ならび・顎関節症による症状と治療法 』についてお話しする前に、最初にかみ合わせのトラブルにつながるリスクについてお話ししておきたいと思います。

まず、かみ合わせにつながるリスクとして

① 歯ぎしり

② かみしめなどの無意識の癖

③ 頭を支える筋力の不足

④ 悪い歯ならび

⑤ 頰づえなどのアゴに力をかける癖

などが考えられます。

これは個人差が大きく、きちんとわかっているわけではありません。

リスクの中の1つに 『 悪い歯ならび 』とありますが、虫歯治療によって歯列が歪んでしまうことがあります。

例えば、インレーという部分的な銀色の詰め物を入れただけでも歯のすり減り方や、歯と歯の接触の仕方が変化します。

上手に作ったとしても、自然の歯と金属の歯ではすり減り方が違います。

第一大臼歯が生え終わってから大人になるまでの間に、歯列のアーチは横に拡大し、前後はかなり縮小します。

この大きな変化の時期にもしブリッジをかぶせたり歯を連結してしまうと歯列は歪んでしまいます。

20歳までにむし歯を作らないこと、歯を失わないことが、かみ合わせのトラブルを予防するためにも必要だということが、よく分かっていただけたと思います(^O^)

 

また、悪いかみ合わせによって顎関節症が起こるという説があります。(顎関節症と悪いかみ合わせの関連性は未だ十分には明らかになっていません。)

その、顎関節症の一症状として頭痛や肩こりがあります。

顎関節症由来の頭痛や肩こりでは、こめかみ( 側頭筋 )や頭の後ろ( 後頭筋群 )にも、痛みがあります。

また、顎関節症由来の頭痛では、頭のまわりの筋肉( 僧帽筋、後頭筋群など ) を押さえると痛みを感じます。

みなさんも頭痛を感じたとき、頸や頭の筋肉を触ったり押さえてみて下さい。

もし、それらの筋肉に痛みがあれば、顎関節症に関係した頭痛かもしれません(´-`).。oO

 

 

顎関節症の治療法として、アゴの位置を安定させるための器具であるスプリント( 歯列をおおう薄いプラスチックでできたもの )を使って、症状を観察する方法があります。

当院でもスプリント治療を行っています。

虫歯の治療が終了してから上下で歯の型どりをして

約2週間後にはお渡しができます◎

もちろん保険内で行えます☺︎

気になった方や、かみ合わせでお悩みの方がいらっしゃいましたら、ぜひ大郷町歯科医院にお電話いただくか大郷町歯科医院スタッフにお気軽にお声がけください♩

 

【 参考文献 『 歯科本音の治療がわかる本 』熊谷崇・秋元秀俊 著 】